結論:固定項目だけでは拾えない「知りたいこと」を、最大5問だけ足す
Revumeの案件には、第一印象・使いやすさ・不具合・改善提案・継続利用意向・課金意向という固定フォーマットのフィードバックが標準で届きます。ここに、開発者が案件ごとに自由記述で追加できる**カスタム質問(最大5問)**を組み合わせられます。結論から言うと、カスタム質問は「今回のリリースでどうしても確認したいこと」に絞るのが正解です。数を絞るほど、テスターの回答は具体的になります。
カスタム質問とは何か
案件作成時に、テスターへの追加の質問を自由記述で最大5問まで設定できる機能です。テスターの回答は、質問とセットでフィードバックに含まれて届きます。固定フォーマットが「アプリ全般の印象」を拾うのに対し、カスタム質問は「このアプリ・この機能・このバージョン特有の疑問」を拾うための枠だと考えると使い分けやすくなります。
何を聞くべきか
1. 判断に迷っている論点を聞く
自分の中で答えが決まっていないことを聞きましょう。「オンボーディングは3画面と5画面、どちらが分かりやすいと感じたか」のように、実際に選択肢で迷っている論点をそのままテスターにぶつけると、次のアップデートの判断材料になります。
2. 新機能・変更点にピンポイントで当てる
固定フォーマットの「使いやすさ」は全体を対象にした質問のため、リリースしたばかりの新機能に意見が集中するとは限りません。「今回追加した並べ替え機能に気づきましたか。気づいた場合、使ってみてどう感じましたか」のように、見てほしい場所を名指しするほうが、狙った情報が集まります。
3. 継続利用の分かれ目を聞く
「もし明日もこのアプリを開くとしたら、何が理由になりそうですか。逆に、開かないとしたら何が理由になりそうですか」のように、次の行動を具体的に想像してもらう質問は、単なる満足度の点数より実用的な回答が返ってきやすい形式です。
聞かないほうがいい質問
- すでに固定フォーマットで拾える内容: 「使いやすかったですか」は固定項目と重複します。重複を避け、カスタム質問はその案件固有の論点に使いましょう
- 誘導的な聞き方: 「このデザイン、いいと思いませんか?」のように答えを先に示す聞き方は、正直な反応を引き出しにくくなります。「このデザインを見て、最初にどう感じましたか」のように中立に聞くほうが本音が出やすいとされています
- 一度に複数のことを聞く質問: 「速度と分かりやすさはどうでしたか」のように2つの論点を1問に詰め込むと、どちらへの回答か分からなくなりがちです。1問1論点に分けましょう
- 専門用語や社内用語を前提にした質問: テスターはそのアプリを初めて触る一般ユーザーです。開発者同士なら通じる言葉も、質問文からは省きましょう
アプリの種類別・質問例
| アプリの種類 | カスタム質問の例 | |---|---| | 習慣化・記録系アプリ | 「記録を続けられそうと感じましたか。続けられない場合、何が障壁になりそうですか」 | | マッチング・SNS系アプリ | 「プロフィール作成の途中で面倒だと感じた箇所はありましたか」 | | 家計簿・ツール系アプリ | 「入力の手間と、得られる情報のバランスをどう感じましたか」 | | ゲーム・エンタメ系アプリ | 「途中でやめたくなった瞬間はありましたか。あれば、どの場面か教えてください」 |
良い質問を作る3原則
- 1問1論点に絞る: 複数のことを同時に聞かない
- 意見ではなく行動・具体的な感覚を聞く: 「良いと思いますか」より「実際にどう使いましたか、どこで迷いましたか」のほうが再現性のある回答が返ってきます
- 答えを誘導しない中立な聞き方にする: 質問文に評価を先取りする言葉(「便利な」「分かりやすい」など)を入れない
回答の受け取り方や、テスターから届いたフィードバックの読み方は開発者に喜ばれるフィードバックの書き方ガイド(テスター向けに書いていますが、開発者側が何を期待できるかの参考にもなります)、案件を作る前に見直しておきたい項目は個人開発アプリのリリース前チェックリスト、そもそもどの収集方法を選ぶかは個人開発アプリのフィードバック収集方法の比較で解説しています。
FAQ
Q. カスタム質問は何問まで設定できますか? 1案件につき最大5問です。固定フォーマットと重複しない、その案件固有の論点に絞って設定するのがおすすめです。
Q. 質問は案件ごとに変えられますか? はい。案件ごとに自由に設定できるため、リリースのたびに「今回確認したいこと」を入れ替えて運用できます。
Q. テスターの回答が短くて参考にならない場合は? 質問が抽象的すぎる可能性があります。「使いやすかったですか」のような一般的な聞き方より、「◯◯の画面で迷った箇所はありましたか」のように場面を指定すると、具体的な回答が返ってきやすくなります。
カスタム質問は、多ければ多いほど良いわけではありません。今回のリリースで一番知りたいことを2〜3問に絞るところから始めてみてください。