スキマ時間に何をしているか
通勤電車の中、昼休み、寝る前のベッドの中。多くの人がその時間をSNSのタイムラインをなんとなく眺めることに使っています。テスター活動は、その時間の使い道を少しだけ変える選択肢です。個人開発者が作ったアプリを実際に触り、感じたことを言葉にして送る。それだけで報酬ポイントが貯まっていきます。
Revumeでの仕組みを例に、始め方を追ってみます。
登録してからやること
アカウントを作ったら、まずは公開されているテスト案件の一覧を眺めてみてください。家計簿、習慣化、マッチング、ちょっとしたゲームまでジャンルは幅広く、自分が普段使わなさそうなアプリほど新鮮な視点で見られることが多い。逆に、日常的に似たアプリを使っているジャンルは比較対象を持っているぶん、具体的な指摘がしやすいという強みもあります。
案件を選んだら、アプリをインストールして実際に使ってみます。ここで大事なのは「レビューするぞ」と身構えすぎないこと。普段アプリを使うときと同じ感覚で触り、迷った瞬間や「あ、いいな」と思った瞬間をそのまま覚えておく。フィードバックはあとでまとめて書けばいい話です。
何を書けば評価されるか
「使いやすかったです」だけのフィードバックと、「登録後の画面でどのボタンを押せばいいか3秒ほど迷った、色のコントラストが薄くて見落としそうになった」というフィードバックでは、開発者にとっての価値がまったく違います。後者のように、どの画面で何が起きたかを具体的に書くことが、そのまま報酬ポイントにも直結します。
Revumeでは提出したフィードバックを開発者が5段階で評価する仕組みがあり、評価が積み重なるとテスターランクが上がります。ランクが上がれば、より高いポイントがつく案件や、優先的に案内される案件に出会いやすくなる。最初の数件は低めのポイントの案件から始めて、書き方の感覚をつかむのがおすすめです。
ポイントはどう使うか
貯まったポイントは1,000pt〜からマイページで交換申請ができ、運営が確認したうえでギフト券などに交換されます(1pt=1円相当)。現金が振り込まれるわけではなく、あくまでポイントとギフト券の交換という形になっている点は覚えておいてください。
案件選びで失敗しないために
案件一覧を眺めていると、ポイントが高い案件から手をつけたくなりますが、必ずしもそれが正解とは限りません。高ポイントの案件はそれだけ複雑なアプリだったり、フィードバックの要求水準が高かったりすることが多く、慣れないうちに手を出すと時間ばかりかかって割に合わなくなることがあります。逆に、シンプルなメモアプリやタイマーアプリのような案件は短時間で試せて、フィードバックの書き方を練習するにはちょうどいい教材になります。最初のうちは規模の小さい案件を数件こなして、自分なりの「見るポイント」を持ってから難易度を上げていくほうが、結果的にランクも早く上がっていきます。
フィードバックを書く手順
実際に書くときは、思いついたことをそのまま並べるのではなく、順番を決めておくと書きやすくなります。最初に触った瞬間の第一印象、次に主要な機能を一通り触った感想、最後に気になったバグや改善案。この順で書くと、開発者側も読みやすく、評価にもつながりやすい構成になります。マッチングアプリを試したときは、プロフィール登録の途中で入力項目の必須・任意が分かりにくかった点と、メッセージ画面での既読表示の挙動が気になった点の2つに絞って書いたところ、具体的だと高く評価されたことがありました。あれもこれもと書き連ねるより、印象に残った2〜3点を掘り下げるほうが伝わります。
テスターと開発者は入れ替わる
Revumeでは、テスターと開発者は別々の役割ではなく、同じアカウントの中で行き来できる活動として設計されています。自分がアプリを作る側に回ったとき、テスターとして受け取ってきたフィードバックの読みやすさや具体性のありがたみが、今度は身にしみて分かるはずです。誰かのアプリを丁寧に見た経験は、自分のアプリを見てもらうときの心構えにもつながっていきます。
続けるコツ
正直に言うと、最初の1〜2件は勝手がわからず時間がかかります。ある案件では30分近くかけて長文のフィードバックを書いたのに、開発者からの評価が思ったより低くて拍子抜けした、という話も聞きます。それでも数をこなすうちに、どの粒度で書けば伝わるかが体に入ってくる。バグ報告なら再現手順を番号で書く、UIの指摘なら画面名とセットで書く。そうしたパターンが自分の中にできてくれば、1件あたりの時間は短くなり、評価も安定していきます。
空いた時間にアプリを触って、感じたことを言葉にする。地味な作業に見えて、その積み重ねがポイントという形で返ってくる活動です。